オハ (Okha)
この都市の歴史は、1923年、この地における石油生産と同時に始まった.
人口は2019年の調査で20,391人であり、半数程度は石油生産業務に関連する住民と考えられている. 文字通り石油とともに発展してきた都市と言ってよい. 現在、サハリン州での石油生産はオホーツク海の海底油田へと移行しており、陸上での油田の生産はほとんど行われていない. また1995年5月28日に起きたマグニチュード7.6のネフチェゴルスク地震で死者2,000人を出した影響から、市の人口も減少傾向にある.
名称の由来はエヴェンキ語で「悪い水」を意味するとされる.
南方約50キロメートルの海側では、天然ガス田のサハリン1が稼働している.
サハリンプロジェクトの石油と同様に、周辺のほとんどの油井はロスネフチの管理下にある.
サハリン島を南北に縦断するユジノサハリンスクから終着点のノグリキまでの鉄道があり、ノグリキからオハまではバスで連絡されている. また、軌間750mmのオハ・ノグリキ狭軌鉄道(貨物専用)が通じていたが、2006年に廃止された.